相続した不動産を売却した際にかかる費用と税金について教えてください。
不動産(土地)の名義を変更すると色々な税金がかかってくることになります。
一番わかりやすいのが不動産を贈与したときに贈与を受けた者にかかる贈与税。これは登記の原因が贈与になっている場合にかかることになりますが、登記原因が贈与でなくても、贈与税がかかる場合があります。
例えば、2人が共同で不動産を購入した時に売買代金は2人で折半したにも関わらず、名義を1人だけにした、持分を100分の1と100分の99と極端に一方が多いような持分にした場合に、多い分については贈与を受けたとみなして贈与税がかかる場合があります。基本的には、売買代金の支払割合の応じた持分にしておく必要があります
その他に、不動産を売却した時の税金としては譲渡所得税がかかります。買主には不動産取得税や登録免許税がかかります。
売却する際の費用としては一概にいえませんが、仲介業者に頼めば仲介手数料が、司法書士に登記を依頼すれば登記費用がかかります。また住宅ローンなど金融機関の融資を利用すればその分、保証料や事務手数料などの費用が発生します。